今回は、移住先としての熱海についてレポートをお届けします。
東京に通勤する暮らしを維持したまま熱海に移住できるか?
ネックになる通勤費用を計算しつつ、実際に熱海に足を運んでみました。
まだ東京で消耗している自分と、移住への想い
ぼくは現在、湘南に住み、東京の職場に通っています。
湘南はとても便利で素敵なエリアなので、いまも楽しい毎日をおくっています。
ですが、地方での暮らしを強く薦めるイケダハヤトさんの書籍「まだ東京で消耗しているの?」を読んでからは意識が変わりました。
要は「もっと落ち着いた場所(田舎)に住んだら、もっとのびのびと豊かに、もっと家族との時間を大切にしながら暮らせるんじゃないか?」と思うようになったんです。
ぼくもみなさんと同じく、通勤電車も人混みもキライです。
田舎で暮らしたい。
この想いは日に日に増しています。
そしてここ最近は、週末を利用して移住先をさがす旅をするようになりました。
高知、北海道、福岡、沖縄、島根、京都、などなど、行ってみたい場所はたくさんありますが、まずは近場から。
思いきりが足りないという声も聞こえてきそうですが、幼い娘がいるぼくは、段階的な移住も視野に入れて検討しています。
「いまの職場(東京)に通い続けたまま暮らせる田舎」というのは非常に魅力的な選択肢なんですよね。
いま利用している東海道線沿線で「田舎」といったらどこだろう?
思いついた場所のひとつが熱海。
ほっこりとした温泉街に住むのも素敵だな、と考えました。
熱海に移住しつつ東京へ通勤できる?
繰り返しになりますが、結論として、熱海から東京への通勤は可能です。
現実感を持って熱海を移住先さがしの対象にできるのか?
現地に足を運ぶ前に、実際に熱海から東京まで通うとどれくらいの時間とお金がかかるのか計算してみました。
熱海から東京までにかかる時間
普通列車を利用した場合、辻堂〜東京間にかかる時間は約60分。
熱海〜東京間で1時間50分ほど掛かります。
通勤交通費が支給されるので金銭的な自己負担は発生しませんが、通勤に往復4時間掛けるのはぼくには無理。
ならば、お金を投資したらどうだろう。
熱海発の新幹線ひかり号に乗ると、乗車時間38分。
新幹線はやい!
辻堂〜東京間にかかる約60分よりも大幅に短縮されます。
すべての電車が新幹線になればいいのにとすら思います。
しかも、パソコンを持ち込んで通勤中にブログを書いたり、絵を描いたり、なんでもし放題というオマケつき。
これは良い案に思えますが、でも、お高いんでしょう?
熱海から東京までの運賃
さすが新幹線、そこそこお高かったです。
6ヶ月新幹線定期代金 486,900円
6ヶ月普通車定期代金 265,930円
6ヶ月の差額221,000円
普通車の定期代が会社から支払われる場合の、1ヶ月あたりの自己負担 36,833円
安くはありませんが、首都圏に住んで高い家賃を払うことを考えれば、意外と現実的なお値段といえそうです。
ぼくの場合、いまは湘南で家賃104,000円の物件に住んでいるので、熱海で家賃70,000円の物件が見つかればペイできますね。
熱海のイメージと現実
実際に熱海に足を運んできましたのでレポートしますね。
みなさんは熱海という言葉にどんなイメージをもっていますか?
ぼくは、ほっこりのんびりとした温泉街、というイメージを持って現地に足を運びました。
熱海に到着し、駅前に広がるのどかな雰囲気を味わおうと思いきや…、
新しく近代的な駅。
駅ビルのラスカは2016年11月にオープンしたばかりで大賑わい。
pepperくんまでいます。
のどかとはだいぶ違って、熱海駅はなかなか近代的なんですね。
よく下調べもせず、事前情報なく訪れたので、イメージと現実の差にとまどいを隠せない自分。
気を取り直して散策を開始。
駅前に広がる商店街は、イメージ通り少しレトロな雰囲気で楽しいです。
熱海と言えば温泉、温泉と言えばおまんじゅう!
何箇所か食べくらべましたが、泉屋さんのおまんじゅうは皮がもちっとしていておすすめです。
行列ができていた『ぼう天』のたこぼう。
あつあつでボリューム満点。
商店街を抜けると、シャッター通りのなかに開店したばかりのお店が点在する不思議な町並みが続きます。
熱海は高低差がある場所なので、娘を抱っこしながら歩くのに必死で写真を撮り逃しました。
しばらく下り坂を歩いて海に到着。
きれいな砂浜で、娘と一緒に砂浜を掛けまわったり、お城をつくったり。
このあとは、遊びつかれた娘を抱っこしながら必死で上り坂を登り、早々と帰宅。
熱海は開拓のし甲斐がありそうな面白い観光地だなと感じました。
ただ「のんびりとした田舎で子育てをしたい」方向けの移住先とはちがう、というのが結論です。
つぎは、どこに旅してみよう。