玄米食を始めてみたい人
「白米より玄米のほうが体にいいって聞いた。玄米食を始めてみたいんだけど、どんな玄米を買ったらいいのかな?」
ふつうに生活していると、玄米食に触れる機会ってなかなかないですよね。ぼくも、玄米食をはじめる時は、どんな玄米がいいのか迷いました。
今回の記事では、いくつも玄米を試してきたぼくが、玄米選びの4つの条件と、条件を兼ね備えた、いま最もオススメしたい玄米を紹介します。
はじめに
本記事で紹介する玄米選びの3つの条件を満たしている、最もおすすめしたい玄米がこちらです。2.5キロパックが2個セット(合計5キロ)です。
玄米は必ず有機栽培されたものを選ぶ
玄米生活をはじめるなら、必ず有機栽培された無農薬の玄米を選びましょう。
玄米が白米に比べて栄養価が高いことは事実です。女性にうれしいビタミンB、ビタミンE、ミネラル、食物繊維を白米の何倍も含んでいて、完全栄養食と呼ばれることもあります。
しかし、玄米がもつ栄養素の大部分が詰まっている糠(ぬか)や胚芽(はいが)部分には、農薬などの有害物質がたまりやすい点には要注意。
せっかくの栄養を農薬と一緒に食べてしまわないよう、有機栽培された無農薬の玄米を選んでください。
ここで、ちょっぴりお米について補足しておきます。スーパーやネットで手にはいるお米はおもに、白米、胚芽精米、玄米の3種類ですね。それぞれの違いは以下の通り。
- 玄米 収穫した稲から、もみ殻だけを取り除いたもの
- 胚芽精米 胚芽を残して、ぬか層のすべてを取り除いたもの
- 白米 胚芽も取り除き、胚乳だけ残ったもの
このように、お米は外側から、もみ殻→ぬか→胚芽→胚乳という作りになっています。
外側になるほど残留している農薬が多くなるので、農薬のリスクも玄米が一番高くなるわけです。
たしかに、有機栽培された無農薬のお米は、ふつうのお米よりも価格は高くなります。口にするすべての食品を有機栽培にこだわれば、家計が成り立たないかもしれません。
でもその中で、ひとつだけ有機栽培にこだわるとすれば、主食であるお米だとぼくは考えています。
ぜひ、有機栽培された無農薬の玄米を選ぶようにしましょう。
宅配してもらえる玄米を選ぶ
玄米は、宅配してもらえる商品を選ぶようにしましょう。
理由はシンプルで、重いから。何キロもの重さがあるお米をスーパーから持って帰ってくるのは、一苦労ですよね。
せっかく健康のためにお米にこだわっても、重いものをかつぐことで腰痛にでもなっては元も子もありません。
ぼくも以前はスーパーから5キロのお米を持って帰っていたことがあります。その他の食材や飲料水と合わせれば、10キロ近くになっていたはずです。でもある時から、体のことを考えてお米、飲料水、豆乳などは宅配しか利用しないことにしました。
ぼくは普段から15キロ以上ある娘を抱っこしているので、重さがあるものを抱えるのは娘だけで十分だなと思っています。
みなさんも、体を大事にしてくださいね。
あと、宅配を利用するにあたって心配なのが送料かもしれません。数千円の商品を買うのに数百円の送料は高く感じるのもうなづけます。
でもそこは、自分の健康と、買い物にかかる時間を天秤にかけて判断するのが良いですね。体力に自信があって、時間が有り余っている方ならば、自分で運ぶ方法もありだと思います。
なお、今回紹介している有機玄米は、Amazonで購入すると送料が無料になります。
体や時間を大切に。玄米など重い食材は宅配してもらいましょう。
真空パックされている玄米を選ぶ
玄米をはじめとしたお米は、真空パックされている商品が圧倒的に便利です。
お米は、収穫されてから日が経つにつれて鮮度が落ちていきます。また、常温で保管していると、虫がつきやすい食べ物でもあります。
そのため、通常のお米には「できれば冷蔵保存をおすすめします」という記載があることが多いのです。
でも、未開封のお米を入れておけるほど冷蔵庫にスペースがない場合もありますよね。
そんな場合に、お米が真空パックされていれば、問題なし。冷蔵庫に入れておかなくても、空気に触れないので鮮度は保たれますし、空気穴がないので虫がつく心配もないですね。
本記事でおすすめしている、真空パックされているお米の様子をちょっぴり写真で説明します。
棚に立てておけるほどピッチリと真空パックされています。
横からみた様子。
ハサミを入れるとフニャッとなります。
ぼくは、2キロサイズのケースに入れて冷蔵庫で保管しています。
お米は、米びつに入れて保管するという手もありますね。ですが、米びつ内に虫を侵入させないためにトウガラシを入れたりする必要がありますし、米びつ自体が台所内でスペースを取ってしまうので、ぼくは米びつを使わないようにしています。
真空パックされているお米、便利です!
3つの条件を満たしている有機玄米
ここまで紹介した有機玄米選びの3つの条件をクリアしているのが、こちらの玄米です。
玄米を食べる時の注意点
最後に、玄米食をはじめる際の注意点を3つお伝えします。
玄米は必ず有機にする
繰り返しになりますが、玄米は必ず有機から選ぶ。どうしても有機が難しければ、よく研いで、研いだ後の水はよくきるようにしましょう。研ぐことで、数パーセントの農薬を除去することができます。
3歳以下は玄米を食べさせない
玄米にはアブシジン酸やフィチン酸という物質が含まれています。
フィチン酸は、体内への鉄分などの吸収を阻害する。
アブシジン酸は、消化不良などを起こすことがある。
玄米を水によく浸したり、数日水につけて発芽させることでこれらの物質を無害にすることが可能です。ですが、消化機能が未発達な(目安として)3歳以下の子どもには玄米食は控えた方がよいでしょう。
しっかりと浸水させ、高圧で炊く
玄米を美味しく、かつフィチン酸を除去して安全に食べるためには、しっかりと水に浸すことが大切です。さらに、土鍋や圧力鍋など高い圧力がかかる鍋で炊くと、玄米本来の美味しさが味わえます。
以下の記事で、玄米の炊き方について解説していますので、合わせて読むことをおすすめします。
まとめ
今回は、玄米選びの3つの条件と、おすすめの玄米について紹介しました。
本記事が少しでも参考になり、あなたの玄米ライフがより充実したものになるよう願っています。
それでは、また!