1日の終わり、寝る直前にもなると、親の疲れもピークに達しています。
子どもには早く寝てもらって、自分も寝たいとか、大人だけの時間を持ちたいとか思うのが、まあ普通ですよね。
でも子どもは疲れ知らずでスーパー元気、親の気持ちなんて察してはくれません。
「きいてきいて、今日こんなことがあって・・・」
「このご本よんでー」
「抱っこしてー」
「お水飲みたーい」
などと様々なリクエストが飛んできます。
そういう時、「いいからもう寝ようよ・・・」とイラ立つ気持ちになってしまう時もありますよね。
でもそんな時こそ、もうひと頑張りしてみましょう。
それはなぜかと言うと、寝る直前の子どもからのリクエストに応えることで、子どもを幸せにできるからです。
眠る前に幸せを感じると、その日が良い日だったと思える
脳科学的には、人間は寝る直前のイメージが記憶に残りやすいと言われています。
つまり、眠る前に幸せを感じると、その幸せが脳の潜在意識に刷り込まれて、その日一日が良い日だったと思えるということ。
人の脳みそは、終わり良ければ全て良し、という作りになっているようです。
よく知られていることですが、「テスト勉強の単語の暗記」「自己肯定感を高めるための瞑想」なんかも、夜寝る前にすると効果が高まると言われていますよね。
それと同じで、子どもが寝る前に、「ああ満たされた。幸せだなぁ。」と思えば、幸福感が脳に刷り込まれます。
逆に、寝る直前のリクエストに応えないとどうなると思いますか?
日中どれだけ子どものリクエストに応えていたとしても、「なんだか満たされない1日だった。。。」という気持ちになってしまいます。
それではもったいない。
ですから、寝る前のリクエストには、もうひと頑張りして応えるようにしていきましょう。
注意点としては、あれこれとすべてのリクエストに応えすぎると、寝る時間が遅くなってしまうことです。
睡眠不足は子どもの成長にとって大敵。
布団に入る時間をできるだけ前倒しするなどして、健康的な生活リズムを保ちつつ、リクエストに応えられるといいですね。
あとは、寝る前の読み聞かせに使う絵本は、できるだけ楽しくて幸せなお話をチョイスできるとなお良し、だと思います。