本記事はこんな方におすすめ
- 不眠に悩んでいるので、リラックスしたい、心を落ち着けたい。
- 日々の暮らしに疲れているので、男性のステキな声に癒されたい。
- 名作文学を読みたいけれど、家事や育児で忙しくて時間がとれない。
- イケボ(イケメンボイス)が大好き。
この記事を書いた人
ともちゃん。このサイトの運営者である食生活アドバイザーたっくんの妻。料理が大嫌いなため、台所仕事のすべてを夫に託している。美味しいものと読書と声優が大好きな30代女子。最近はオーディオブックでの読書にハマっている。元気いっぱいだけど実は繊細で、眠りが浅いことが悩みの種。
こんにちは、ともちゃんです。
家事や育児に追われて気持ちが高ぶっていたり、自分のタイミングで布団に入れなかったりすると、なかなか眠れないことってありますよね。
そんな人に試してほしいのが、オーディオブックで名作文学を聴いて、気持ちをラクにする方法です。
たとえば、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」なんてすごくオススメ。
豪華声優陣が、ステキなボイスであなたを眠りに誘ってくれちゃいます。
今回の記事では、聴くと気持ちが癒される、オーディオブック版「銀河鉄道の夜」の魅力について、紹介していきます!
もし「オーディオブックってなに?」という人は、以下の記事も合わせてお読みくださいませ。
目次
【不眠におすすめ】オーディオブックで聴く名作「銀河鉄道の夜」
魅力を伝えるその前に、ひとつ注意点です。
じつは、オーディオブック版の「銀河鉄道の夜」はいくつもの作品が存在します。
その中で今回オススメするのは、豪華声優陣が参加している「宮沢賢治名作選集③「銀河鉄道の夜」」。
Amazonのオーディブルで無料で試せるオーディオブックですので、お間違いなく。
不朽の名作「銀河鉄道の夜」ってこんな作品
そもそも「銀河鉄道の夜」ってどんな作品かご存知ない方に、サクッと作品紹介しちゃいますね。
そんなん知っとるわ!という方は<イケボ大好き30代女子が語る、オーディオブック版「銀河鉄道の夜」の魅力>から続きをどうぞ。
作者
作者はご存知、宮沢賢治さんです。
宮沢賢治
詩人・童話作家。岩手の生まれ。農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童話「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など。小学館 デジタル大辞泉より
あらすじ
導入部のあらすじはこんな感じ。
ジョバンニは、お父さんが漁に行ったまま帰らず、お母さんが病床にあるため、苦しかった家計を支えるために活版所で働いていた。
小学校の同級生から、父親がいないことを理由にいじめられていたが、幼なじみのカムパネルラだけは、ジョバンニに優しかった。
ケンタウル祭の夜、ジョバンニはお母さんのために牛乳を取りに行くが、その途中でいじめっ子達に会う。お父さんのことをからかわれ、一人落ち込んで、丘に寝転ぶジョバンニ。
気がつくと、ジョバンニはカムパネルラと一緒に、銀河鉄道に乗っていた。二人のかけがえのない旅が始まったのであるーーー。
イケボ大好き30代女子が語る、オーディオブック版「銀河鉄道の夜」の魅力
前振りが長くすみません。
ここから、オーディオブック版「銀河鉄道の夜」について熱く語らせていただきます。
まず、一番の魅力は出演者が豪華なところ!
次に、声優の演技が素晴らしいところ!
最後に、声優の声が心地よいところ!
とにかく、声が素晴らしいです!
ジョバン二(石田彰)元気系主人公
カムパネルラ(神谷浩史)落ち着きハンサム系お友だち
まず、メインの声優さんが素晴らしい!
ドラマCDなので、ト書きなどの説明はなく、ナレーションとセリフ、効果音のみで話が進んでいきます。
トータルの時間は56分18秒。
全8章仕立てになっているので、寝る前やスキマ時間に1章ずつ聞くのも良いですね。
Amazonのオーディブルにはスリープタイマー機能があるので、1章聴いたら自動的にストップ、ということも簡単に設定できます。
次に、各章の聴きどころをかいつまんで紹介していきます。
第1章「ノジケンスタートだぁ!」
まず、最初のナレーションが、のじけんこと野島健児です。
不眠に悩む人は、序盤のこのやわらかい声を聞くだけで眠りに落ちてしまうかもしれませんね。
第2章「なにー!緒方恵美がお母さん役!」
主人公ジョバンニが石田彰、そのお母さんの声優が緒方恵美です。
カヲルくんのお母さんがシンジくんで、シンジくんの子どもがカヲルくんというミラクルが起こっています!!
しかも、BGMがパッヘルベルのカノン。
エヴァンゲリオンのファンにはたまらないシーンですね。
(※注 私より夫の方がよほどエヴァ好きです。)
SE(走る音などの効果音)が丁寧で、主人公のジョバンニが機関車の真似をしながら走るシーンなども聴いていて楽しい。
ここで、いじめっ子役として、小野大輔も出てきます。
第3章「シンジくんとかぶるーーー」
ジョバンニ(石田彰)のセリフ『カンパネルラ、何を言っているの?君の言っていることがよくわからないよ…』
でも声はカヲルくるなのー。
第4章「小野大輔はひとり何役もやっている!」
ここでは学者さんの役でも小野大輔が登場します。
第5章「大川透!ちょろっと出てきたと思ったらたまらんハスキーボイス!」
灯台の守り人の役で大川透が登場!
少年やおじさんの声が多い中、突然、大人の色気ボイスが出てきて、うっとりダワーღ˘◡˘ற♡.。oO
第6章「なにー、ここで再び緒方恵美がとある少年役(タダシくん)で登場!」
シンジくんではなく、タダシくん、です。
しかもタダシくん(緒方恵美)のセリフが「ねえ、かおるおねえちゃん、この汽車はどこにいくの?」だと?
かと思うと、カヲルくん(ジョバンニ)が「カンパネルラったら、かおるちゃんとばかり話をして…」とか拗ねてみたり。
・・・書いていて若干混乱してきました。
エヴァが好きな人にとっては、いろいろカオス状態ですね。
第7章「赤く燃え上がるサソリの話がとても素敵!」
昔、一匹のサソリがいた。
サソリは、イタチに見つかって、必死に逃げて井戸に落ちてしまった。
溺れ始めたサソリはこう祈った「こんな風にして死んでしまうなんて、どうして私は体を黙ってイタチにくれてやらなかったのだろう。
そうしたらイタチももう1日いきのびられただろうに。
どうか神様、こんなに虚しく命を捨てずに、この次にはみんなの幸いのために私の体をお使いください。」
そうしたら、サソリの体は赤く燃え上がり、夜の闇を照らすようになった。
星座に興味のある人、星が好きな人も楽しめそう!
私はさそり座なんですが、前々からサソリにはあまり可愛くないイメージを持っていたんですよね。
でもこの話を聞いたら、サソリっていいヤツだなぁと、何だかうれしくなりました。
第8章「最後の章はコメントなしで!」
最後の見せ場については、ご自身で聴いて見てくださいね。
まとめ
じつは、「銀河鉄道の夜」の内容に、このオーディオブックで初めて触れることができました。
名作文学って、名前は知っていても、読む機会がなかったりするんですよね。
いま聴いても決して古臭くなく、ファンタジーなんだけれど地に足がついていて、大人でも楽しめる作品でした。
読めて(聴けて)よかった!
眠れない夜には、ジョバンニとカンパネルラの素敵な旅を聴きながら、癒されてみてはいかがでしょうか。