この絵本の特徴
- 蒸しパンの作り方をたのしく学べる
- なぞなぞをしながら親子でコミュニケーションが取れる
こんにちは、食生活アドバイザーのたっくんです。
これまで2,000冊以上の絵本を読み、毎日のように娘と一緒に料理に取り組んできました。
そんな経験をもとに、オススメの食育絵本を紹介します。
今回紹介する食育絵本は「ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき」。
なぞなぞをしながら蒸しパンを作る、ばばばあちゃんらしいちょっと変わったお話です。
この絵本では、なぞなぞをして親子でコミュニケーションを取りながら、蒸しパンの作り方を楽しく学べます。
氷の食育絵本「ばばばあちゃん のアイス・パーティ」
絵本の概要・著者さんの情報・見どころの順に紹介していきます。
概要・あらすじ
おもしろいことが大好きで、いつも元気なばばばあちゃん。
料理だってなぞなぞをしながらやるのです。
さてばばばあちゃんのびっくり料理、今回はむしぱんづくりに挑戦です。
ばばばあちゃんがつくる「むしぱん」には、ダンゴムシがはいっているんです!?
本当に食べられるの?
それが食べられるんです。
あっと驚くばばばあちゃん特製むしぱん。
さあ、みんなでいっしょにむしぱんをつくろう。
ばばばあちゃんの楽しい料理絵本です。
さとうわきこさんが描く「ばばばあちゃんシリーズ」です。
書籍情報
著者:さとう わきこ
ページ数: 27ページ
出版社: 福音館書店
発売日: 2004/2/25
絵本の見どころ
北風が吹く寒い日。
ばばばあちゃんから「なぞなぞ料理をしよう」という提案があります。
「なぞなぞ料理っていうのはね、ばばばあちゃんの発明さ。なぞなぞしながら作るお料理なんだよ。みんなもやってみるかい?」
「パンはパンでも、食べられないパンはなーんだ?」
「それはフライパンさ」
いくつかのなぞなぞが続いたあと、子どもから質問があがります。
子ども「ばばばあちゃんはどんなパンが好きなの?」
ばばばあちゃん「私の好きなのはね、メロンの入ったメロンパンに、むしの入った蒸しパンさ」
子ども「蒸しパンって、むしが入っているの?うそだーい、うっそー」
ばばばあちゃん「嘘なもんかね。じゃあ、みんなで作ってみようか」
子ども「わーい、つくろうつくろう」
ばばばあちゃんは子どもを自然にやる気にさせるのが上手だなぁと、いつも感心してしまいます。
絵本を読むだけではなくて、親子で実際に料理をしてみるところまでできれば、最高の食育になります。
ばばばあちゃんのコミュニケーション能力には学ぶところがたくさんですね。
ところで、むしの入った蒸しパンって、なんのことだか分かりますか?
きほんのきじの蒸しパン作り。
カレー蒸しパンとナス入り蒸しパン。
トッピング蒸しパン。
くるみ、みかん、あずき納豆、松の実、ごまみそ、甘納豆、干しぶどう、チョコレート、くるみ、ピーナッツ、とうもろこし、ぶどう。
ばばばあちゃんが用意してくれた食材で、たくさんの蒸しパンを作ります。
いきなりこれだけの食材を用意するのはコストがかかります。
まずは基本の蒸しパンや、家にあるものを使ったトッピングから始めてみるといいですね。
ばばばあちゃん「真ん中にびっくりするようなものを入れて、食べる時おどろかせよう。ちょっといたずらもしてみよう」
ばばばあちゃん「メロンを入れた蒸しパンに、おだんごを入れた蒸しパン・・・」
おだんごを入れた蒸しパン。
「だんご」「蒸し」パン。
「ダンゴムシパン」
むしのはいった蒸しパンの答えは、ダンゴムシパンでした。
みんなで作った蒸しパンでパーティーをして、おしまい。
とっても楽しそうですね。