この記事では、お米の魅力がたくさんつまった食育絵本「ごはん」を紹介します。
子どもの人生に大きな影響を与える、食育。
小さなお子さんがいる家庭では、「食育によい絵本はないかな?」と探している親御さんも多いですよね。
そんな子どもを思う気持ちに応える絵本のひとつが、「ごはん」です。
「ごはん」を読んで、子どもにお米の魅力を伝えていきましょう。
日本人の主食・お米の大切さ
以前、友人から聞かれました。
「君の一番好きな食べものってなに?」
食に興味のなかった当時のぼくが何と答えたかは記憶にありませんが、その時の友人はこう言いました。
「俺が一番好きなのは、米。だってさ、毎日食べてたって飽きないのは米だけ。だから俺は米が一番好きなんだなって思うんだよね。」
15年ほど前のことですが、なるほど!と妙に納得したことを覚えています。
友人の考え方でいえば、「日本人のほとんどが、食べもの中でお米が一番好き」なのかもしれません。
食料自給率の低下が問題視されている日本にあって、お米の自給率は98%(2015年度、農林水産省「日本の食料自給率」より)の高水準。
お米は日本人の主食で、たくさんの人が毎日食べている。
日本人がつくって、日本人が子どもの頃から食べている。
世界からも注目されている、日本が世界に誇る食べもの。
そんなお米について興味を持つことは、食育にとって大切なことのひとつです。
お米の食育絵本「ごはん」の魅力と学べること
食育によい絵本は数あれど、一汁一菜系・食生活アドバイザーのぼくがお米に関しておすすめしたいのが「ごはん」という絵本です。
「ごはん」の魅力は、どれも美味しそうに描かれたごはんの数々と、その種類の多さにあります。
「ごはん」には文字がほとんどなく、あるのはごはんの絵と名前のみ。
たきこみごはん、がいこくごはん、おむすび、おちゃづけ、おすし、かけごはん、どんぶりもの、おかゆ。
8つの食べかたに分けられたごはんが、作者の平野恵理子さんによる愛のこもった水彩画で描かれています。
きっと、あなたの子どもが「これ食べたい!」と思うごはんがあるはずです。
最後の方には、8種類の食べかた(調理の仕方)の説明と、魅力がわかりやすくまとめられていて、、、
「ごちそうさま」のひと言でおしまい。
寝る前に読み聞かせをしていると、親子そろっておなかが鳴ってしまうかもしれませんね。
そうして、「ごはん」を読んでいると、
お米には何通りもの食べかたがある
お米には数え切れないほどの料理がある
お米は日本人に昔から愛されてきた食べものである
といったことが自然と学べるようになっているのです。
「ごはん」のごはんを作って食べる
わが家では、もうすぐ5歳になる娘に読み聞かせをする際、絵に手をのばして食べる真似をしながら読んだりします。
そうこうしているうちに、娘から「これ食べたい!あ、これも!」とリクエストが出てきます。
「わかった、作ってみるね」と答えるぼくは、すかさず、その料理の名前をメモ。
時には娘と協力しながら、実際に「ごはん」のごはんを作ってみます。
この流れが、親子のコミュニケーションになると同時に、献立作りにも大助かりです。
主夫として「ごはん」に感謝することも多い日々を送っています。
せっかくですので、娘のリクエストに応えて実際に作った料理をいくつか紹介しておきます。
親子丼や、、、
チーズリゾット。
ぼくのinstagram(パパの一汁一菜日記)では、日頃からこんな写真を投稿しています。
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最後に
今回は、お米の魅力がたくさんつまった食育絵本「ごはん」を紹介しました。
食育に関してよい絵本はないか探しているかたは、ぜひ一度手にとってみてください。
そして、あなたの子どもに、一生食べ続けるであろうお米の魅力を伝えてほしいと思います。
それでは、また。
↑日本傑作絵本シリーズ「ごはん」。ごはんの記事を書いていたらおなかが空いてきました。
↑同じく平野恵理子さんの「和菓子の絵本」。「ごはん」が気にいったらこちらもどうぞ。