あなたの奥さんは、毎日の献立に悩んでいませんか?
今晩なに作ろう、が口ぐせになっていませんか?
料理を作るのが辛そうではないですか?
奥さんが疲れた顔をしていて、食卓の雰囲気が悪くなっていないですか?
もしそうなら、あなた(夫)から奥さん(妻)へ「一汁一菜でよいという提案」をしてあげましょう。
奥さんのストレスが減り、きっと、おだやかで居心地のよい食卓を手にすることができるはずです。
料理をガンバリすぎるあなたの奥さん
現代の女性は、料理に関して必死にガンバリ過ぎだと感じませんか?
SNSから流れてくる凝った料理の画像、品数豊富だった実家の食卓の思い出・・・。
真面目な人ほど、社会が良しとするモノや過去の思い出に縛られて、得意でも好きでもない料理に必死になります。
そして、疲れて、イライラする。
(ちなみにぼくは、自分の行動を強力に縛る価値観や思い出を「呪い」と呼んでいます。)
ぼくの妻もそんな一人でした。
夫の目線からすれば、食卓がシンプルだって、毎日同じような献立だって、平気なんですよね。
料理が豪華で妻がイライラしている<<(越えられない壁)<<料理はシンプルだけど妻が笑顔
これがほとんどの夫の本音です。
でも、何度ぼくが「シンプルでいい」「毎日同じ献立でいい」「おだやかさのほうが大切」と繰り返しても、妻には通じない。
料理をしていない夫(当時のぼく)が、なにを伝えても説得力ゼロなんです。
でも、あきらめることはありません。
料理研究家・土井先生の「一汁一菜でよいという提案」という本が、状況を打開してくれます。
一汁一菜でよいという提案で変わる食卓
たまたま本屋の店先で出会った「一汁一菜でよいという提案」という本。
パラパラとめくってみると、そこには感動的なメッセージが書かれていました。
この本は、お料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです。(中略)一汁一菜とは「ご飯、味噌汁、漬物」を原点とする食事の型。ご飯と味噌汁だけでも充分です。(中略)毎日三食、ずっと食べ続けたとしても、元気で健康でいられる伝統的な和食の型が一汁一菜です。毎日、毎食、一汁一菜でやろうと決めて下さい。考えることはいらないのです。(中略)歯を磨いたり、お風呂に入ったり、洗濯をしたり、部屋を掃除したりするのと同じ、食事を毎日繰り返す日常の仕事の一つにするのです。 一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。
(おお、、、前向きでかっこいい!これだ!これをそのまま妻に伝えたい!!!!!)
レジに駆け込んで帰宅したぼくは、「一汁一菜でよいという提案」を妻に手渡しました。
「とってもいい本を見つけたよ。」
料理研究家・土井先生の、知識と経験に裏付けられた言葉には、妻を縛っていた呪いを解く効果がありました。
読後の妻の感想は、「すごくいいね!」
数日後、わが家では一汁一菜を開始することになりました。
土井先生の本で、妻の意識とわが家の食卓が変わった瞬間です。
それからの、わが家の食卓はこんな感じの一汁一菜。
ごはんでも、
パンでも!
作るのに手間がかからないので、妻の精神的、時間的な負担が大きく減りました。
結果的に、妻の笑顔が増え、食卓がおだやかになりました。
(今はぼくがバトンを引き継いで、一汁一菜の食卓づくりを続けています。)
一汁一菜で料理に前向きになれる
この本が女性に受け入れられるのは、よくある「楽をする、手を抜く」という類いとは一線を画した提案だからです。
一汁一菜にすること(=食卓をシンプルにすること)は、日本の歴史を踏まえた、日本人としてていねいに生きる行為である。
この前向きなメッセージには、とても勇気づけられます。
わが家でも「一汁一菜にすることは良いことだ」という考えを妻が持ってくれたことで、おだやかな食卓を実現することができたのです。
夫のあなたにもできる一汁一菜
一汁一菜の食卓は、夫のあなたが台所で活躍し、妻や子どもからの評価を上げるチャンスでもあります。
一汁一菜なら、料理の知識がゼロの男性にもつくれます。
だって、冷蔵庫にある食材を切って、ちぎって、煮て、みそ汁を作るだけなんですから。
料理をほとんどしたことがない夫(あなた)だって、これくらいならできますよね?
これは、一汁一菜を始めたばかりの頃にぼくが作った食卓。
これだけシンプルでも、妻からは「ありがとう」と感謝してもらえるんです。
こんな簡単な料理で、妻に感謝され、料理している姿を子どもに見せることもできる。
男性にとってもメリット大な素晴らしいシステムだと思いませんか?
まとめ
「一汁一菜でよいという提案」は、夫から妻にすることで最大の効果を発揮します。
奥さんの負担を減らして、よりおだやかに暮らせるよう、ぜひ一度手にとってみてください。
一汁一菜で、ひとつでも多くの食卓に笑顔が増えることを願っています。
それでは、また!