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【バセドウ病】甲状腺の病気を持つ人が気をつけたい食生活のポイント【橋本病】

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タイトル

女性

甲状腺の病気に適した食事を作りたい人
「甲状腺の病気を持つ人に食事を作る際に、気をつけた方が良いことって何かしら?」

 

たっくん
「そういった疑問にお答えします。」

本記事の内容

  • 甲状腺の基礎知識
  • 甲状腺の病気を持つ人の食生活のポイント

こんにちは、たっくんです。

現在の日本では、500万人が何らかの甲状腺の病気になっていると言われています。

これは国民病と呼ばれる糖尿病の患者の数とほぼ同じで、男女比は1:5。

ぼくの妻も、橋本病の因子があると診断されていて、定期的に病院で検査を受けています。(発病はしていません。)

今日の記事では、甲状腺の病気に関する学びをみなさんと共有しつつ、食生活のポイントを紹介していきます。

甲状腺の基礎知識

甲状腺とは、ホルモンを作って血液の中へ分泌する細胞の塊(内分泌器官)です。

甲状腺が分泌するホルモンは、体の新陳代謝を活発にし、タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミンなどの栄養素や、水分などが、体内でうまく利用されるように働きます。

また、胃腸などの消化器を始め様々な機能をスムーズにする重要な役割があります。

場所は喉ボトケの下で、空気の通り道の前に張り付いています。

甲状腺の病気には、機能亢進症と、機能低下症の2つの症状があります。

機能亢進症

主な病名は、バセドウ病。

「亢進」とは「ある機能が通常より高まること」を意味します。

甲状腺ホルモンは、全身の新陳代謝を促すホルモンです。

ですから、甲状腺の働きが必要以上に活発になってホルモンが過剰になると、全身の代謝が高まりすぎ、以下のような症状が出てきます。

主な症状

  • 胸がドキドキして脈が速くなる
  • 手足に力が入らなかったり指先が震える
  • 暑がりになって汗を沢山かく
  • 食欲があってよく食べるのに痩せる
  • 精神的に不安定でイライラする
  • 皮膚が黒くなる白髪になる脱毛する
  • 眼球が飛び出す

機能低下症

主な病名は、橋本病。

甲状腺ホルモンは、心身の働きを高める作用があります。

そのため、このホルモンが少なくなると心身の働き全体が低下して、機能亢進症とは逆の症状が出てきます。

主な症状

  • 体重くだるく感じる

  • 脳の働きが落ちるので物忘れをしたり言葉が気にしなくなる

  • 声がかすれたようになる

  • 全身がむくむ

  • 寒がりになって汗が少なく

  • 食欲がなく便秘がちになる

  • 大使が落ちるためあまり食べないのに体重が増える

  • 重症になると月経不順や無月経になる

 

上記のような症状がある場合は、まずは病院でしっかりと見てもらうことが大切ですね。
次に、機能亢進症と機能低下症、それぞれの食生活のポイントをまとめていきます。

甲状腺の病気を持つ人の食生活のポイント

機能亢進症の場合

甲状腺ホルモンには、交感神経を刺激しタンパク質や脂質糖質などの代謝を活発にする働きがあります。

この作用が過剰に高まる亢進症の場合は、体が常に興奮状態になって体力を消耗し、食欲は旺盛になります。

しかし代謝が高いため食べても太りません。

そのため、以下のような食生活を心がけましょう。

ポイント

  • 汗をたくさんかくので、水分を十分にとる
  • エネルギー消費が激しいため、朝昼晩ときちんと食事をとる
  • 主食の穀物、おかず、タンパク質ビタミンカルシウムなどもきちんととる
  • 代謝を促進する唐辛子や、アルコールは避ける

なお、要素の豊富な海藻類は控えた方が良いと言われていますが、症状の改善につながるかどうかははっきりしていないようです。

機能低下症の場合

甲状腺ホルモンの機能が低下しているときは、全身がだるくなり、活力がなくなります。

代謝が落ちるため、あまり食べないのに太りやすくなります。

以下のような食生活を心がけましょう。

ポイント

  • カロリーを抑え気味にしつつ、バランスの良い食事をとる
  • 便秘になる人も多いので、食物繊維などを豊富に取ったり、適度な運動して胸の調子を整える

橋本病の場合は、ホルモンがいつも低下しているわけではなく、正常になったり、過剰になることもあります。

そのため、ヨウ素の過剰摂取は悪影響を及ぼすという報告があるようです。

取りすぎには気をつけたいですね。

亢進症と低下症に共通するポイント

アブラナ科の野菜には、甲状腺の機能低下や甲状腺を肥大させる可能性がある、ゴイトロゲンと言う物質が含まれています。

アブラナ科の野菜:キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツなど

また、納豆や大豆製品の大豆サポニンにも同様な作用があります。

とりすぎには注意したい一方で、これらの食材から、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとることも大切です。

偏食はせず、適量を食べるようにしていきましょう。

まとめ

今日の記事では、甲状腺の病気を持つ人に食事を作る際に気をつけた方が良いこと、を紹介しました。

今後も、日々の学びをみなさんと共有していきます。

それでは、また明日。

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